12.
July
2016
レースウィークの金曜日はルマン24時間レース恒例のドライバーズパレードです。
このルマン24の目玉のひとつとも言えるビッグイベント。
ルマンの旧市街をクラッシックカーに乗ってドライバーがパレードを行います。
このイベントには毎年本当に沢山のお客さんが集まってくださいます。
その数実に数万人・・・。
老若男女、国籍を問わず信じられない数の人々が、この美しいルマンの旧市街に集まりドライバー達を温かく出迎えてくれるのです。
本当に素晴らしい光景です。
僕もこのイベントを毎回とても楽しみにしていて、どれだけ疲れていても、レースのことで頭が一杯の時も、このパレードの間だけは全てを忘れて心から笑顔で過ごすことが出来ます。
沿道では満面の笑みを浮かべた子供からおじいちゃま、おばあちゃままで年代も性別も問わずにその場を心から楽しむ人たちがいらっしゃいます。
モータースポーツが文化になることに関しては、残念ながら日本は圧倒的に遅れをとっているかもしれません。
一見シンプルに見えて、実に奥が深いのが文化。
僕は長きに渡ってヨーロッパやアメリカでのモータースポーツを経験させて頂き、その奥深さを知りました。
文化とは一朝一夕では生まれるものではありません。
長い時間と手間暇をかけて育てていくものだと思います。
まねごとではない日本独自の素晴らしいモータースポーツの文化が育ってくれることを心から願います。