2013 ルマン24時間耐久レース

1年ぶりのルマン

17.
Jun.
2013

1年ぶりのルマンに到着です!

1年ぶりのルマン

今年も時差調整の為チームと合流する数日前にフランス入り。
時差調整の期間は昨年たまたまネットで見つけたルマンから程近い場所にある
B&Bに宿泊。
自然に囲まれていて早寝早起きのリズムを作るのに抜群の環境です。

1年ぶりのルマン

オーナーが動物好きのようでここには犬、猫、鶏、馬がいるのですが、
どの子達も人懐っこくて本当に可愛い。
あまり動物に慣れていない僕でもぜんぜん大丈夫なのです。

1年ぶりのルマン

1年ぶりのルマン

渡仏前ぎりぎりまで追い込んでいた頭を解放させるには最高の環境でもあります。
やはり人間には静と動の時間が必要だと感じます。

1年ぶりのルマン

数日後にはチームと合流。 今年はイギリスのチームDelta-ADRです。
昨年はベルギーのチームでルマン24を戦いましたが、今年はその昔3年以上暮らしていたイギリスのチームと言うこともあり何となく仕事の進め方がイメージできる。
これは大きなアドバンテージです。
まずは今回のルマンで使用するシートを作成します。

1年ぶりのルマン

レーシングカーは走行中想像以上のGフォースがかかる為、
体の形にきっちりと合ったシートがないと走れません。
こうして発泡剤を膨らませて、固まったら少しずつ体の形に合うように削っていきます。

これが結構大変な作業で完成までには3時間くらいはかかるかな。
ドライバーにとっては重要な仕事場でもあるので、その出来具合にはかなり気を使います。

細かい人だと2回も3回も作り直すこともあるようですが、あまり細かいと大体メカニックに嫌われます(笑)

それからコースチェック。僕はサーキットに行くと必ず自分の足で歩くようにするのですがルマンは長い!

1年ぶりのルマン

それでも運動も兼ねて走ってきました。
毎年少しずつサーキットには手が加えられたりしているので、こうして自分の足で歩きながら確認することは重要なのです。

1年ぶりのルマン

この日は30℃近くまで気温も上がっていて照り返しが強く、コース上は異常な暑さでした。
それでもヨーロッパは日本に比べると湿度が少ないため、同じ30℃でも遥かに過ごし易い。

この時期のフランスは本当に美しい季節。
あちこちに綺麗に植えられた花からは美しいだけではなくなんとも芳しい香りが漂ってくる。

町が花の香りに包まれるイメージってなかなか出来ないと思う。
でもフランスの田舎にはそんな場所があったりするのです。

1年ぶりのルマン

いよいよテスト走行が始まります!

中野信治

▲ページの先頭へ