24.
Nov.
2011
番外編最後はパリです。
やはりここは心弾む場所かもしれません。
この国の歴史を駆け足で体感したいのならパリは最高の教科書。
セーヌ川沿いに見える歴史の舞台にもなった名だたる建造物達。
そしてコンコルド広場にルーヴル美術館、ルーヴルからチュイルリー公園を挟んで一直線に望む凱旋門。
その横にはエッフェルタワーが顔を覗かせています。
この圧倒的なスケールの大きさ、そして繊細ささえ感じさせる見せ方は偶然の産物なのか、それとも計算し尽くされたものなのだろうか。
その存在感には誰もが圧倒されるのではないかと思います。
こういった建造物には日本の歴史的建造物が持つ佇まいとは全く異なった趣を感じますね。
日本の凛として一切の無駄を省いたつつましい美とは一線を画します。
こんな違いを感じられるだけでもパリの街を歩く価値があります。
今回も時間がない中でよく歩いた。
サンラザールで見つけたマクドナルド。
こんなに格好いいマックがあるのもパリだから。
残念ながら僕は食べないのですが・・・。
朝から蚤の市にも行ってみました。
しかし色々なものが置いてあります。
謎の売り物が多々あるので見ているだけで実に面白い。
僕は絶対に買うことはないと思っていたのですが、あまりにナイスなアペリティフ用のグラスがあったので購入してしまった。
これがあり得ない安さでびっくり。。まさに蚤の市の醍醐味ですね。
夜のプランタン。
この色使いが格好いい。
この色って日本ではありそうでないんですね。
少し似たのがあっても違う路線のお店ですね。(笑)
夜のパリは実にロマンチックだとも思う。
これも計算なのだろうか。
ここで上手くいかない恋ならば・・・。
グラン・パレで見てきたアニッシュ・カプール展。
人間の発想力とはいかばかりかを考えさせられました。
リシャ-ル・ミル氏のご招待でロランギャロスにも行きました!
ナダルの試合を観戦。
この日も快勝でしたが、結局この大会でナダルは優勝。
何回かお会いしたことがありますが、彼の持つ独特な空気感が僕は好きです。
モンマルトルではシャンソンも聴いてきました。
普段あまり聞く機会のないシャンソンかもしれませんが日本人も一度は聴いてみるべきだと思います。
この国の人たちの生き方がほんの少し垣間見れた気がしました。
まさにC'est la vieだ・・・。
パリの友人達とも会ってきました。
年に一度会えるか会えないかですが、ずっと大切にしたい友人達です。
今回はスイスに住んでいる友人にも会いに行きたかったのですが、残念ながら時間を作れなかった。
それがちょっと残念。
こうしてヨーロッパのあちこちに友人が増えてくるのは本当に幸せなこと。
国境を越えて、人種を越えても心の通じ合う人は必ずいるものです。
人を知ることも文化の違いを知ることも歴史を知ることも、全ては僕の財産になっていくと信じます。
起きている全ての物事をほんの少し意識してみるだけで、恐らくその人の人生は大きく変わるとも思います。
運・不運で全てを片付けてはいけない。
起きている出来事には全て意味があり、そしてそれは大切なメッセージ。
その人それぞれのこの世に生まれてきた理由、役割を学ぶために起こっている出来事だと思うから・・・。
不思議だ。
パリのカフェではそんなちょっと小難しい事までもごく自然に考えさせてくれます・・・。
中野信治