2011 ルマン24時間耐久レース

日本を出発して早1週間が経ちました。

01.
Jun.
2011

日本を出発して早1週間が経ちました。

日本を出発して早1週間が経ちました。

こちらに着いてからはチームとのミーティング等であっという間に時間が過ぎていきます。

到着してからが忙しかったせいかジェットラグもすっかり解消されました。。

こうして過去十数年ヨーロッパやアメリカを行き来していて感じるのは、この人間の持つ順応力の素晴らしさ。

時差は日本に戻ってからの方が辛いのですが・・・。

マニクールでのテスト走行を無事に終えることが出来ました。

今ルマンに戻ってこのレポートを書いています。

今日のルマンは少し曇り気味。

こちらに来て初めての曇り空ですが、あまりに真夏のような天気が続き過ぎていたので、これくらいの方が5月のフランスとしてはちょうどいいのかも・・・。

ここ農業大国でもあるフランスは、今年雨が少なく水不足が深刻な問題になりつつあるみたい。

あまり暑すぎると植物や牛達動物がかわいそう・・・。

日本を出発して早1週間が経ちました。

話は戻ります。

今回のテスト走行は僕がルマン24を共に戦うOAK RACINGでの初めての仕事になります。

初めての仕事には常に何とも言えない緊張感が伴います。

共に相手のことを良く知らないわけだから当然。

しかも相手はフランス人であり、彼らにとって僕は日本人です。

僕はこれまでのキャリアの中で過去にも沢山の国の方達と仕事をさせて頂いていますが、やはり大切な事は一つだと感じます。

それはまずこちら側が相手を信用することです。

その上で自分自身は完ぺきな仕事が出来るよう最大限の集中力で目の前の作業に挑むこと。

ここ数年は特に短い時間の中でどうすればいい関係を作り上げられるかをずっと自分の課題にしてきました。

これは全ての物事にも通じることだと思います。

意識をするしないにかかわらず、時間があると何となく遠回りしてしまう。いや、してしまっているでしょうか。

そんな風に感じたことはありませんか?

日本を出発して早1週間が経ちました。

今回のテストでこのチームメンバーとはとても良い関係を築けたと思います。

新チームでの初めてのテスト走行の結果はまずまずでした。

チームの動きも空気も想像以上に良かった。

僕自身にとってもレーシングカーは1年半ぶりのドライブとなりましたが、この2日間できっちりとその感覚を取り戻すことが出来ました。

スピードもずっとこのシリーズを戦っているドライバーと互角といったところでしょうか。

久しぶりにしては悪くない出来でした。

日本を出発して早1週間が経ちました。

もちろんトレーニング、食事制限等、普段から自分の中で出来る限りの準備はしています。

ただやはりマシンに乗るまでは自分がこれまでのように速いスピードでマシンの感覚を取り戻すことが出来るのかに少しの不安もなかった訳ではありません。

数周走るとその不安はなくなっていましたが!

今年40歳になる僕が今年ペアを組むチームメートは20歳と27歳の将来有望なドライバー達です。

今回のテストでチームメートであるベルギー人のニコラ選手を見ていて、20歳の時の自分をちょっと振り返ってみました。

子供だったなぁ・・・。シャイなところは僕の20歳の時と同じ?!

ちょうど僕はこの年齢のときに2年間のイギリス生活を終えて、F3とF300を戦う為に日本へ帰国しました。

彼はとってもシャイな20歳の好青年ですが、走りは熱く速いドライバーです。

それにしても大人びた20歳。

また身長が187cmとでかい!

僕は174cmなのでその差13センチ。

シートポジションを合わせるのがちょっと大変。。

それにしても僕の半分の年齢とは・・・。自分も年を取ったものだと思わず実感してしまった。(苦笑)

もう一人のチームメートのヤン・シャルース選手は、今週末モナコでレースがあるらしく今回のテストには参加していませんでした。

彼とは来月頭に顔を合わせることになりそうです。

今回のテストではナイトセッションも含めてプログラムを全てこなす事が出来ました。

マシンの仕上がりもまずまずです。

このチームは先月に行われたルマンでの公式テストに参加出来なかったので他のチームに比べて厳しい条件なのは事実ですが、チーム、ドライバーが一丸となってそんな不利な状況を吹き飛ばしたいと思っています。

マシンの色もかわいいでしょ?

このチームはオーナーの趣味なのか、チームウェアなどのセンスもナイス。

結構僕好みで気に入っています。

レーシングスーツは本番までお預けですが楽しみにしていて下さい。

いよいよ本番まで約2週間、楽しみはここからです!!!

中野信治

日本を出発して早1週間が経ちました。

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