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JAPAN GT in 九州 300km / GT500 Round6

2004.10.31 JAPAN GT in 九州 300km / GT500 Round6 オートポリス
Po. No. Driver Machine Time
1 1 本山 哲 / R・ライアン ザナヴィ ニスモ Z 1:54’34.309
2 39 J.デュフォア / A.クート デンソー サード スープラGT 0’05.339
3 25 織戸 学 / D.シュワガー ECLIPSE ADVAN スープラ 0’09.652
10 100 中野信治 / 加藤寛規 RAYBRIG NSX 0’31.679

中野信治コメント:

シーズンもいよいよ終盤を迎え、残るレースはここオートポリスと鈴鹿を含め2戦となりました。ここオートポリスはアップダウンが大きくコーナーの種類も豊富、加えて路面がバンピーな為、少しヨーロッパのサーキットの雰囲気があります。このサーキットレイアウトがNSXにとってどのような結果をもたらしたのでしょうか?

100号車のNSXは初日の走行から安定した走行を重ね、雨に見舞われた走行でも快調に走行を続け、順位は常に6番手以内をキープ。また、ドライでも安定した走行を見せていました。僕にとっては殆ど初めてに近いこのオートポリスでしたが、雨の中6番手のタイムを記録。NSX勢の中ではトップで初日を終えることが出来ました。

予選では加藤選手が完璧なアタックを決め、今シーズン最高のグリッドである4番手を獲得。僕自身はこの日6周をするに留まりましたが、ガスを満タンに積んだ状態でのマシンの状態は確認出来、決勝へ向けてのマシンのセットは頭に描けていました。

 

決勝のスタートは加藤選手が担当。トップ2台がコースオフする中、加藤選手は上手くこれを避け、3番手に順位をジャンプアップ。この後荒れるレース展開も味方につけ、タイヤが厳しくなった終盤もなんとか5位をキープしていました。そして27周目にドライバー交代の為ピットイン。代わった僕自身も好タイムを連発する事が出来、この日の100号車のベストラップも記録しながら走行を重ねました。その後はカルソニックやスープラ勢との攻防を繰り広げながらの走行となり、そして迎えた46周目。ヘヤピン脱出で後ろを走っていたスープラが僕のマシンに接触、バランスを崩され100号車はスピン、ここで順位を落とすこととなってしまいました。その後は再び前の集団を追い上げましたが、タイヤが苦しくなった終盤にこれ以上の追い上げは叶わず、10位でフィニッシュ。

流れを結果に結び付けられなかったのはとても残念ですが、今おかれている現状の中、チームもドライバーもマシンのポテンシャルは最大限に引き出すことが出来ていると思います。また、レースにアクシデントはつきものです。それについては話をすれば、お互い理
解できる事ももちろんあるでしょう。ただ一人のスポーツ選手として、また一人の人間としてのルールは必ずあるはずで、それが守れないドライバーがいるのは悲しい現実ですね。
それはマシンを降りた後も同じ事です。後で謝ればいいのであれば、なんでも許されてしまうでしょう。今モータースポーツ界が厳しい状況に置かれているからこそ、見て下さる人達にはいいものを見て欲しいですね。

いよいよ残り1戦ですが 絶対負けませんよ!

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